ボートレースとは?
今はボートレースという名前が主流ですが別名【競艇】とも呼ばれています。
ボートレースは国が認め、定められた法律の下で行われる国公認のギャンブルなのです。
日本では賭博と呼ばれるギャンブルが禁止されていますが、ボートレースは国が認めているギャンブル、つまり【公営競技】なのです。
ちなみにボートレースは【国土交通省】の監督のもと、モーターボート競走法に基づいた運営・開催が行われています。
ボートレースの歴史
ボートレースの歴史は意外と長く、戦後まもない1951年(昭和26年)に初開催されました。
初開催は長崎県大村市にある【ボートレース大村】で行われました。
これは世界で初めて行われた、公営競技としてのボートレースでした。
ボートレース場は全国24会場あります。
■関東地区
・桐生(群馬県)
・戸田(埼玉県)
・江戸川(東京都)
・平和島(東京都)
・多摩川(東京都)
■東海地区
・浜名湖(静岡県)
・蒲郡(愛知県)
・常滑(愛知県)
・津(三重県)
■近畿地区
・三国(福井県)
・びわこ(滋賀県)
・住之江(大阪府)
・尼崎(兵庫県)
■四国地区
・鳴門(徳島県)
・丸亀(香川県)
■中国地区
・児島(岡山県)
・宮島(広島県)
・徳山(山口県)
・下関(山口県)
■九州地区
・若松(福岡県)
・芦屋(福岡県)
・福岡(福岡県)
・唐津(佐賀県)
・大村(長崎県)
の全24か所あり、35の市町村によって開催・運営が行われています。
レース場ごとにかわいいマスコットキャラがいたりもします。
ボートレースの年間の舟券の売上金は、約1兆円にのぼると言われているのです。
売上金の約25パーセントは日本財団への交付金として、公益事業や福祉事業へ使われています。
ボートレースの基本ルール
ボートレース1日12レース行われ、1レースにつき6人で順位を競い合います。
- 1号艇=白
- 2号艇=黒
- 3号艇=赤
- 4号艇=青
- 5号艇=黄
- 6号艇=緑
という数え方、そして色分けがされています。
この組み合わせを覚えておくとレースが見やすくなると思います。
コースは1周600メートルになっていて、全3周(=1800メートル)します。これは全ボートレース場共通となっています。
また、ボートとボートに使われるモーターは抽選で決められます。あらかじめ自分が使い慣れているものではないのです。
モーターにも微妙に性能の違いなどがあり、どのモーターを引き当てるかで勝率が変わると言われているほどです。
ボートレースの賭け方
ボートレースには
■単勝
1着の艇を当てる
■複勝
2着までに入る艇を当てる、選んだ艇が着順通りでなくとも良い
■2連単
1着・2着を着順の通り艇を当てる
■2連複
1着・2着の艇を当てる
選んだ艇が着順通りでなくとも良い
■3連単
1着・2着・3着を着順の通り艇を当てる
■3連複
1着・2着・3着の艇を当てる
選んだ艇が着順通りでなくとも良い
■拡大2連複
1着~3着までの艇を2艇当てる
以上の7つの賭け方があります。
ボートレースの基本用語
レースの基本用語、レースに決着をつける【決まり手】として、下記の6種類があります
■逃げ
1コースの艇が1周第1ターンマークで先手を取って最初にターンし、そのまま他を振りきり1着になること、これを【イン逃げ】とも言います
■まくり
2~6コースからスタートした艇が、スピードを落とさず1周第1ターンマークでほかの艇を一気に追い抜いていくこと
■差し
先にターンしていった艇(「イン逃げ」や「まくり」の戦法をとっている艇)の内側に入り、1着になること
■まくり差し
3~6コースからスタートした艇が、1周第1ターンマークで複数の艇をまくり、さらに内側に膨らんだ艇を差し、そのまま1着になること
■抜き
1周第2ターンマーク以降に1着の艇と入れ替わりで1着に入着になること
これはなかなか見ることができない1着になる方法です
■恵まれ
転覆などで他の艇がリタイアし、繰上りで1着になること
これもなかなか見ることができません。
まとめ
ボートレースは公営競技の中で1レースにつき選手の出走率が一番少ないので予想がしやすく当てやすいと言われています。しかし、風などの影響で水面のコンディションも変わってしまうので一筋縄ではいきません。
公営競技なので売り上げの一部も社会貢献に使われているのでギャンブルをしているという罪悪感も少ないのではないでしょうか。
そんな魅力のあるボートレース、楽しんでみてはいかがでしょうか。